木材の樹種の選択と品質の選択

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<木材の樹種の選択と品質の選択>

木材の品質がどのように規定されているかは,〈木材の特性と品質〉に入れましたが,種類がたくさんあって,とても複雑です。

「木材の品質」と言って最初に思い浮かべるのは,節のあるものとないもの。品質上の分類としては,「無節」「上小節」「小節」「並」があります。設計においてどの部位にどの品質のものを指定するかが設計者を悩ませるところです。木材の樹種の選択と品質の選択をどのようにするか,また,建築物のどの部位にどの品質の木材を選択するのかを下にまとめてみました。ただし,これは選択の考え方のほんの入り口です。

まずは,杉,松,桧の使い分けです

杉,松,桧。この3つが木造建物の柱・桁などの構造部分に使われる基本的な樹種です。値段は杉,松,桧の順に高くなります。構造材としての一般的な使い方は,桁などの横架材には松,柱には杉か桧を使います。横架材に松を使う理由は曲げ力が作用した時でも松は繊維方向に剥がれにくいからです。柱に杉を使うか桧を使うかは予算によります。神社仏閣は基本的に桧でつくります。「総桧造り」という言葉がありますが,高級な木造建築を意味します。

土台の樹種は,柱・桁の樹種の考え方とは別です。

土台は,基礎のすぐ上にあって地面に近くて腐食しやすいところです。腐りにくい樹種を選びますので,桧を使うのが一般的です。桧よりもヒバの方が耐朽性がありますし,土台として最も高級は樹種は栗です。

土台の樹種:桧→ヒバ→栗

ただ,現在では防腐・防蟻処理した米栂が広く使われています。

<木材の品質の選択>

「無節」「上小節」などの見栄えの品質をどのように選ぶかは,簡単には言えません。ここでは,建築基準法上,木材の品質などについてどのように規定しているかと公共工事標準仕様書でどのように規定しているかを解説します。

木材の品質などについての建築基準法上の規定

公共建築工事標準仕様書による規定



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木材の樹種の選択と品質の選択

木材品質などについての建築基準法上の規定
公共建築工事標準仕様書による規定

こぼれ話
土台にどの樹種,柱にどの樹種を選ぶのか。樹種の選択だけでも奥の深いものがありますし,品質は樹種だけではありません。実は私も含めて,多くの建築士は木材を不得意とする人が多いです。逆に,木材のことがわかる建築士は,現場で一目置かれます。

木材のことなら
木材のことなら「日本木材検定協会」がテキストを出していて,これがわかりやすいです。このテキストは冒頭部で作者個人のお話が入っていますが木材の内容としてはしっかりしています。


このページの公開年月日:2013年11月11日

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